ゲームタイトルのSNS運用とは、投稿を続ける作業ではなく、「なぜやるのか」という目的から戦略・戦術へ一気通貫で設計する取り組みです。日々の業務に追われて投稿で精一杯になっていたり、一生懸命やっているのに数字が伸びなかったりする背景には、運用目的の整理が抜け落ちているケースが少なくありません。本ページでは、目的から逆算する戦略設計の手順、投稿作成の6ステップ、コミュニティに注力すべきタイトルの見極め方、インハウスと外部委託の比較までを具体的に整理します。なお、本コラムの内容を凝縮して整理した資料『ゲームタイトルのためのSNSコミュニティ戦略設計ガイド』を無料でダウンロードいただけます。

  • SNSはデジタルプロモーションの1つであり、万能ではない。得意分野を活かして使うことが大前提
  • 成果は偶然では生まれない。1つの投稿にも「戦略」と「設計」の積み重ねがある
  • 目的(WHY)→ターゲット(WHO)→戦略(WHAT・WHERE)→戦術(HOW・HOW MANY)の順に考えると、成果が出やすく振り返りもしやすい
  • 課題は「課題→原因→その理由」まで細分化してから打ち手を決める
  • 投稿作成は6ステップ。最後の「センチメントビジョン」では、ユーザーの実際の声の解像度までイメージする
  • 共闘・対戦がある/長期運用している/深いストーリー性・キャラ愛がある──この3タイプのタイトルは、特にコミュニティへの注力で効果が出やすい

ゲームタイトルのSNS戦略を1枚に整理できる
「SNSコミュニティ戦略設計ガイド」をご用意しています。

なぜゲームのSNS運用に「戦略」が必要なのか

SNS運用の成果は、偶然では生まれません。1つの投稿にも「戦略」と「設計」の積み重ねがあります。まずは、多くの運用現場で起きている状態を確認してみましょう。

SNS運用でよくある3つの悩みパターン

  • 限界ギリギリの頑張り屋さん:日々の業務が多すぎてSNSまで手が回らず、必要な情報を投稿するので精一杯になっている
  • 悩める子羊さん:一生懸命やっているのに思ったような数値が出ない。キャンペーンでフォロワーは増やしているが、フォロワーの質が伴わない
  • 注力すべきか判断しにくいさん:そもそもSNSに戦略は必要なのか、アルゴリズムが変わりすぎて戦略を立てても無駄ではないか、と迷っている

いずれかに心当たりがあれば、立ち返るべき場所は同じです。「なぜSNSをやるのか」という目的の言語化です。

「今の時代SNSはやらないと」と言われてアカウントを開設してみた、担当になったから投稿はしている──こうした状態で、SNSの運用目的が整理できていないケースは実は多くあります。しかしこの状態では成果が出にくいだけでなく、担当者が疲弊してしまいます。

目的から順に考えていくことで戦略が定まり、戦術が絞られていきます。この一気通貫ができているかどうかで成果の出やすさが変わり、目的が決まっていれば振り返りもしやすくなります。

目的→ターゲット→戦略→戦術のコミュニケーション戦略フレーム

SNSはデジタルプロモーションの1つ ─ 万能ではない

SNSは、数あるデジタルプロモーションの1つに過ぎません。総合情報サイト、広告、攻略サイト、メールマガジン、インフルエンサーなど、さまざまな手段の中の1つという位置づけを理解することが基礎になります。

SNSは重要ですが、決して万能ではありません。たとえば「SNSでバズらせて新規ユーザーを獲得したい」というイメージには、向いているタイトルと向いていないタイトルがあり、確実性の面でもリスクがあります。ターゲットが明確に決まっていてそこにリーチしたいなら、不特定多数に広がるかどうかわからないSNSよりも、広告のほうが正確にターゲティングできるケースもあります。逆に、広告では顕在化しづらいファン層がいる場合や、クチコミでのつながりが強いIP作品の場合は、SNSを使うことで決まった界隈の中に話題が入っていきます。それぞれの特徴を踏まえた使い分けが必要です。

プラットフォーム選びは「何をしたいか」で決まる

X・Instagram・TikTok・Discordのどれを使うべきかには、単一的な答えはありません。何をしたいかによって選択が変わります。

各プラットフォームの特徴

  • X:拡散力が強く、日本ではゲームユーザーの利用割合が高い。共通のゲームをしている人同士のつながりが生まれやすく、ゲーム専用アカウントを作る文化もある
  • Instagram:購買意欲の促進に強く、異業種を含めると一番実売につながるとも言われる。ビジュアルを軸に訴求したい場合におすすめ
  • TikTok:TikTok内での拡散が強く、フォロワーが少ない時期でもコンテンツ単位で一気に広がることがある。新規層への拡張に向く
  • Discord:決まったテーマベースでディスカッションできる機能があり、共通のゲーム単位で人が集まれる。深いコミュニティを形成したい場合に適している
拡散力・コミュニティ形成・購買意欲・ゲームとの相性で見る各SNSの強み

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成果につながる戦略設計の手順

1. ゴールから逆算する

戦略設計の起点は、ゴールからの逆算です。「このゲームを通して友達を作ってほしい」なら横のつながりが生まれるやり方を、「一生で一番熱中したゲームになってほしい」なら熱の高い人と出会える場を、「日常のひとつになってほしい」なら接触頻度の上げ方を、「このゲームに出会えてよかったと思ってもらいたい」なら深い話が届けられる場を──というように、ゴールがアクションを決めます。

2. 課題の理由を細分化する

SNSへの相談でよく挙がる課題には、次のようなものがあります。

よくある課題の例

  • 認知が足りない
  • ユーザーと公式のつながりが弱い
  • クチコミ数が少ない
  • サイトへの流入が少ない
  • ユーザーからのヘイトが高い
  • ユーザー同士のつながりが弱い
  • 離脱ユーザーが止まらない
  • 課金額が増えない

ここで重要なのは、「つながりが弱い、だからこれをやろう」と直結させないことです。それは短絡的な判断になりがちです。たとえば「ユーザーと公式のつながりが弱い」という課題なら、コミュニケーションする場がそもそも存在していないのか、バグが多く運営への信頼が低いのか、公式の一方的な発信にとどまっているのか──原因を分けて考えます。さらに「バグが多い」の理由が、開発リソース不足で修正が間に合っていないのか、運営側の見解や修正スケジュールを伝えられていないのか、目の前の対応に手一杯でユーザーの声を聞けていないのかによって、打ち手は変わります。

課題の理由を細分化して考える。どこに理由があるかで打ち手が変わる

課題・原因・理由に向き合わないまま運営が言いたいことだけを伝えても、コミュニケーションは一方通行になってしまいます。「なぜその状況になっているのか(理由の深堀り)」「改善するためにどうしたら良いのか(アクション)」「ゴールに近づくには今どんなアクションをすべきか(戦略設計)」の3点を整理することが大切です。

3. 投稿作成の6ステップ

1本の投稿に対しても、基本の考え方は同じです。戦略があって、最終的に投稿に落ちるという順番で組み立てます。

投稿作成の6ステップ

  • STEP1 大方針:目的・目標を定義する
  • STEP2 課題点:大方針に対する課題点と、それを払拭する方法を整理する
  • STEP3 優先ターゲット:どのユーザーに向けるのかを決める
  • STEP4 訴求ポイント:何を伝えたいのかを決める
  • STEP5 体験価値:ユーザーがどんな価値を得るのかを、ユーザー側のベネフィットとして考える
  • STEP6 センチメントビジョン:ユーザーがどんな反応をするのかをイメージする
大方針からセンチメントビジョンまで、投稿1本を支える6つのステップ

ゲームのユーザーは一様ではありません。リリース前から楽しみにしていた人、IPが大好きな人、ゲーム性が好きで見に来た人──さまざまな層がいる中で、どこを優先するのか意思を決めておく必要があります。そして訴求は「ただ言えば刺さる」わけではないため、どんな体験価値を提供できるのかをユーザー側のベネフィットとして考えます。

4. センチメントビジョン ─ ユーザーの「実際の声」までイメージする

センチメントビジョンとは、施策を設計する時に、ユーザーが具体的にどんな反応をするかまで考えることです。「アップデート情報を発信して喜んでほしい」ではまだ足りません。「これでバグが直るなら、しばらく待ってやるか」のような、ユーザーが実際に心の中でつぶやくリアルな言葉までイメージします。

面白い投稿をした時に「ワロタ」と言われるのか、「運営さすがですね」と言われるのか、「これだからこのゲーム好きなんだよな」と言われるのか。この解像度までイメージできていないまま投稿すると、滑ったりずれたりする原因になります。

ここでは、ゲーム内イベントの告知投稿というケースで6ステップを落とし込んでみましょう。

6ステップをイベント告知投稿に適用した例
  • 大方針:限定イベントでログイン数・参加率を上げたい
  • 課題点:情報が埋もれる、複雑な内容が伝わらない → 見出しで「無料・限定」を明記し、画像で内容を補完する
  • 優先ターゲット:既存ユーザー層、離脱ユーザー層
  • 訴求ポイント:お得さ/盛り上がり/仲間と参加できる一体感
  • 体験価値:新イベントの情報を知る、無料のインセンティブを受け取ることができる
  • センチメントビジョン:「これ無料なの?」「とりあえずログインだけするか」「イラストのビジュよすぎw」

このぐらい整理して投稿を作っていくと、「運営さすがだな」と言われる状態に近づきます。あわせて、3ヶ月後・半年後にどうなっていたいかから投稿を逆算する長期逆算設計、SNS投稿だけでなくストアレビューやYouTubeなどからコミュニティ全体を分析する多角的視点、数字の良し悪しだけでなく感情の深度を観測するセンチメントビジョンの重視、ユーザーが共感・拡散したくなるワードを使う今の語彙での設計──この4つの観点を持つことで、投稿1本にも戦略と仮説が宿ります。

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事例:人気PvPタイトル「ブロスタ」のコミュニティ起点運用

ここでは、3対3のオンライン対戦アクションゲーム「ブロスタ」のSNS運用事例を見てみます。ナンバーワンのタイトルになるという大きなゴールに対し、それを支えるだけの広がりと熱量のあるコミュニティづくりをSNSのゴールに置いた取り組みです。

ゲーム内導線の改善によりフォロワーがオーガニックで8万人増加

フォロワーを増やしたい時、キャンペーンやバズ狙いの前に「増やしたいフォロワーはどこにいるのか」から考えます。答えはゲームの中です。ゲーム内にいるユーザーに、SNSをフォローしたらどんな情報がわかり、どんなメリットがあるのかを知ってもらう──そのためにゲーム内の動線を改善し、フォローする利点をバナーでわかりやすく伝えた結果、キャンペーンを打つことなくXのフォロワーがオーガニックで8万人増加しました。一気にではなく、継続的な取り組みの積み重ねによる増加です。

ユーザーはどこにいるのかを考えた施策。ゲーム内導線の改善によりフォロワーがオーガニックで増加

トンマナ設計と投稿企画でエンゲージメント率15%超

投稿企画は、その場その場で考えるのではなく、ゴールに向かって全体でどうしていくかから考えます。その際に重視するのがトンマナです。トンマナは「どういうアカウントだと思ってほしいか」を表現する手段であり、中高生ユーザーが多いタイトルでは、丁寧すぎる言葉遣いは硬くて読まれにくくなります。「仲間だと思ってほしい」という前提に立ち、親しさを感じる口調と、自分と近い場所にいる人だと感じられる話題を選びます。

中間テストの時期に「終わった人お疲れ、まだの人は頑張って」と投稿すれば、「俺終わった」「終わったからブロスタやろう」というリプライがつき、コミュニティが盛り上がります。キャラクターの装備の組み合わせを聞くアンケート投稿は、2〜3日で1万票に迫る回答を集め、「意外とこの組み合わせ多いんだね」というコメントからユーザー同士の会話が生まれました。こうした積み重ねにより、エンゲージメント率が15%を超える投稿も生まれています。

グローバルの英語投稿を日本語化する際も、AI翻訳をそのまま流すことはせず、日本の中高生が理解できる言葉への短縮や、謝罪のニュアンスの追加など、受け取りやすくする調整を加えています。

eスポーツの視聴者を増やす ─ 大会の最大同接数が昨年の5倍に

eスポーツの視聴者を増やすため、選手の魅力や熱量が伝わるシーン・写真、名プレイのハイライト投稿を強化し、試合の進行具合を細かくXで投稿する取り組みが行われました。ルールが細かくわからなくても、選手同士の関係性に胸を打たれて試合を見てしまう──そんな感情を呼び起こすため、試合後に抱き合う選手の写真にエモーショナルな文章を添える投稿などを行っています。また、試合が1日6〜7時間と長いため、途中で離脱しても「今面白そうだから戻ってみよう」と思えるよう試合経過を細かく発信し、翌日にはハイライトを投稿してアーカイブ視聴にもつなげています。

選手それぞれの発信がファンを増やしていることが数字の伸びの一番の要因ですが、こうした施策も寄与し、大会の最大同時接続数は昨年の5倍になりました。ユーザーがユーザーを呼ぶ良い流れができています。

選手の熱量が伝わる投稿と試合経過の細かな発信で、eスポーツ視聴層が拡大

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コミュニティに注力すべきゲームタイトル3選

どんなゲームタイトルがコミュニティ運用に合うのか。特に注力する価値が高いのは、次の3タイプです。

① 共闘・対戦があるゲーム(PvP/PvE)

フレンドやギルドの機能があり、ユーザー同士の関係性を作ること自体がゲームにとって重要なタイプです。「今日の戦績」「攻略法」など発信のきっかけが生まれやすく、それ自体が話題となって横のつながりを深めます。イベント参加やキャラ談義など、コミュニティを軸に盛り上がる話題があるかどうかも重要な観点です。

なお、ゲーム内コミュニティがある場合にSNSと両立すべきか迷うケースがありますが、基本的に両方やるほうが絶対にメリットがあります。ゲーム内のつながりがSNS上で可視化されることでより深いつながりになり、他のゲームの界隈からユーザーを連れてくることもできるからです。

② 長期運用しているゲーム

長期運用タイトルでは、「ユーザー規模は大きいが減ってきていて怖い」「今さら広告を出しても新規が取れない」という課題がよく聞かれます。だからこそ、今いるユーザーがより深くつながり、しっかり楽しめることが大事になります。長期運用タイトルには、歴史・イベント・推しといった語れる共通の体験が蓄積されており、ユーザー同士のつながりや愛着がすでに深く、自然に交流が生まれます。運営側もコミュニティ活性を前提に施策や文化を設計しているケースが多く、SNS施策との相性が良くなりやすいタイプです。

一方で注意点もあります。運用年数が長いタイトルはコミュニティが複雑化・階層化しているケースが多く、5〜6年遊んでいる人と今日始めた人が1つのコミュニティで楽しめるかはケースバイケースです。層を分けて扱うのか、同じ場でうまく共存できるようにするのか、設計の難易度は比較的高いため、しっかり考える必要があります。

③ 深いストーリー性・キャラ愛のあるゲーム

「自分の解釈」や「好み」が前提となる文化を持つタイトルは、発信や交流というSNSの特性と非常に相性が良いタイプです。コミュニティ自体が体験価値の一部=「拡張世界」として広がりやすく、クチコミも自然発生的に増えがちです。ただし、そこにコミュニティの戦略があり、公式としての取り組みがあると、さらに効果が出やすくなります。

インハウスと外部委託、どちらが良いか

実際に運用するとなった時の「インハウス(自社運用)か外部委託(エージェンシー運用)か」を、観点別に比較します。

観点インハウス(自社運用)外部委託(エージェンシー運用)
スピード/柔軟性社内決裁だけで即時投稿・即時修正が可能。運用方針をその場で変更しやすい突発対応の即応性はやや劣るが、24h体制や複数担当者を置くことで補完も可能
専門知識・最新トレンド自社プロダクト/業界知識が深く、ブランドトーンを忠実に再現できるマルチクライアントで得たベンチマーク・最新アルゴリズム情報を横展開できる
コスト構造直接人件費+ツール費。長期的には固定費化しやすい初期立ち上げ・短期施策では変動費で済み、人員採用より早く着手できる
リソース確保/組織負荷社員リソースを常時確保する必要。人員の入替や育成コストが発生コア業務に社内人員を集中できる。繁忙期のみ追加発注などスケール調整が容易
測定と改善サイクルKPI設定から振り返りまで自社で一貫。社内データ基盤と連携しやすいツール/ダッシュボード整備、定例レポートなどPDCA基盤を標準装備している場合が多い
ノウハウ蓄積社員への知識移転がダイレクトに進む。中長期で組織力が上がる完全丸投げだとノウハウが蓄積しづらい

外部委託で失敗しないための2つの注意点

第一に、タイトルのキャッチアップができている、あるいはする前提のある会社に発注することです。ユーザーから見て「公式なのに分かっていない」と映ることは非常にネガティブであり、絶対に避けるべきです。リテラシーがあり、理解の意思のあるパートナーを選びましょう。

第二に、完全な丸投げにしないことです。丸投げにすると、外部パートナーがいなくなった瞬間にノウハウも一緒に失われます。ノウハウ蓄積を目的に置くなら、社内にも知見が残る形での連携を設計することが大切です。

最後に

ゲームタイトルのSNS運用で成果を出す鍵は、目的から戦略・戦術へ一気通貫で設計することです。本ページの要点は次の通りです。

  1. SNSはデジタルプロモーションの1つ。得意分野を活かして使い分ける
  2. 目的(WHY)→ターゲット(WHO)→戦略→戦術の順で考え、課題は理由まで細分化する
  3. 投稿は6ステップで設計し、ユーザーの実際の声(センチメントビジョン)までイメージする
  4. 共闘・対戦/長期運用/深いストーリー性・キャラ愛のあるタイトルは、特にコミュニティ注力の効果が出やすい
  5. 外部委託する場合は、タイトルをキャッチアップするパートナーを選び、丸投げにしない

これらを1枚に整理した資料『ゲームタイトルのためのSNSコミュニティ戦略設計ガイド』を、下記フォームから無料でダウンロードいただけます。

ゲームタイトルのSNS戦略を1枚に整理できる
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よくある質問(FAQ)

Q1. ゲームタイトルのSNS運用に、戦略は本当に必要ですか?

はい、必要です。SNS運用の成果は偶然では生まれず、1つの投稿にも戦略と設計の積み重ねがあります。目的→ターゲット→戦略→戦術が一気通貫でつながっていると、成果が出やすく振り返りもしやすくなります。

Q2. X・Instagram・TikTok・Discordのうち、どのプラットフォームを選ぶべきですか?

単一的な答えはなく、何をしたいかで決まります。拡散力とゲームユーザーとの接点ならX、購買意欲の促進ならInstagram、新規層への拡張ならTikTok、深いコミュニティ形成ならDiscordが、それぞれの得意分野です。

Q3. ゲーム内にコミュニティ機能がある場合でも、SNSをやる意味はありますか?

はい、基本的に両方やるほうが絶対にメリットがあります。ゲーム内のつながりがSNS上で可視化されることでより深いつながりが生まれ、他のゲーム界隈からユーザーを連れてくることもできます。

Q4. フォロワー獲得キャンペーンをしても、キャンペーン以外の投稿が伸びません。どうすればよいですか?

誰でも参加できるインセンティブ設計だと、その後の反応は得にくくなります。キャンペーン後に新規ユーザー目線の発信を用意して運用の軸にすること、大型プロモーションの場合は既存コミュニティに「新しい方をサポートしてあげてください」と事前に伝えてウェルカムなムードを作ることが有効です。

Q5. どんなゲームタイトルがコミュニティ運用に向いていますか?

特に効果が出やすいのは3タイプです。①フレンドやギルドなど交流が前提にある共闘・対戦ゲーム、②語れる共通体験が蓄積された長期運用ゲーム、③自分の解釈やキャラ愛が文化になっている深いストーリー性のあるゲームです。

ゲームSNS戦略チェックリスト

A. 目的・位置づけ

  • SNSを「なぜやるのか」が言語化されている
  • SNSをデジタルプロモーション全体の中で位置づけている
  • プラットフォームを「何をしたいか」で選んでいる

B. 戦略設計

  • ゴールから逆算してアクションを決めている
  • 課題を「課題→原因→その理由」まで細分化している
  • 課題に向き合わない一方通行の発信になっていない

C. 投稿設計

  • 投稿を6ステップ(大方針→課題点→優先ターゲット→訴求ポイント→体験価値→センチメントビジョン)で設計している
  • 優先ターゲットをどの層にするか意思決定している
  • ユーザーの実際の声の解像度までセンチメントビジョンをイメージしている

D. コミュニティ・体制

  • 自社タイトルがコミュニティ注力すべき3タイプに当てはまるか確認した
  • 長期運用タイトルの場合、コミュニティの階層化を考慮した設計にしている
  • 外部委託する場合、タイトルをキャッチアップするパートナーを選んでいる
  • 完全丸投げにせず、ノウハウが社内に残る連携を設計している

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