「売れる」縦型動画戦略とは、徹底したユーザー視点・ベネフィット定義・アルゴリズム最適化の3点から企画を組み立てる考え方です。再生数やフォロワー数は伸びても売上に繋がらない、流行に乗ったがその先が見えない――そんな悩みは、企画の出発点が「売り手目線」のままになっていることに起因します。ここでは、2026年に「売れる」へ繋げるための動画企画の考え方と、リール1本で外部リーチ50万弱を獲得した縫製メーカーの転換点まで踏み込んで整理します。

なお、本コラムの内容に沿って動画企画を作れる「『売れる』縦型動画 企画ワークブック」もダウンロードいただけますのでぜひご利用ください。

「売れる」縦型動画戦略の要点は、次の5つです。

  • 動画コンテンツは、もはや「流行」ではなく、商材の購買に不可欠な存在になっている
  • 「売り手が見せたいもの」と「視聴者が知りたいこと」のズレが、企画を「滑らせる」最大の原因である
  • 「売れる」動画企画には、徹底したユーザー視点・ベネフィット定義・アルゴリズム最適化の3点が欠かせない
  • ターゲットの解像度をどこまで上げられるかが、企画の「深さ」を決める
  • 2026年は「フォロワー規模」より「コンテンツの質」が優先されるアルゴリズムへとシフトしている

本コラムの内容に沿って動画企画をA4 1枚に書き起こせる
「2026年『売れる』縦型動画 企画ワークブック」をご用意しています。

なぜ今、縦型動画戦略を見直す必要があるのか

動画広告市場と縦型動画の主流化

動画広告市場は、2029年に1兆6,336億円に達する規模で、そのうちスマートフォン向け動画広告が80%を占めると予測されています(サイバーエージェント「2025年国内動画広告の市場調査」)。2025年時点で8,855億円となっており、これは日本国内の広告費の約11%にあたります(電通「2025年 日本の広告費」)。動画コンテンツはもはや「流行」ではなく「マスト」となっており、市場規模は今後も拡大傾向にあります。

主要SNSでも、縦型動画が主流コンテンツになっています。Instagram は利用時間の約50%がリール動画の視聴で占められ、X はユーザーの約80%が動画視聴を含む利用をしています。YouTube Shorts の再生数は1日に2,000億回以上。Xのように静止画メインのタイムラインのイメージが強い媒体でも、縦型動画の存在感が高まってきています。

図:各種SNSでの縦型動画使用データ。Instagramは利用時間の約50%がリール、Xはユーザーの約80%が動画視聴、YouTube Shortsは1日2,000億回以上の再生数。

さらに、視聴者は動画を「見るだけ」ではありません。NAVICUSが実施した「ブランドとの親密度が継続購買に与える影響に関する調査」によると、1年以上買い続けているブランドの公式SNSアカウントに対して、既存顧客の約70%が何らかのリアクションを返していることがわかっています。動画コンテンツは、商材の購買に不可欠な存在になっているのが今の前提です。

「再生数は伸びるが売上に繋がらない」という壁

一方で、現場では次のような声がよく挙がります。

縦型動画運用でよくある悩み

  • 工数をかけたのに数百回再生で終わってしまった
  • キャンペーンでフォロワーは増えたが、売上に繋がらない
  • 流行に乗って投稿してみたが、その先の戦略・戦術が見えない

これらに共通しているのは、「動画を作ること」自体が目的化し、「売れる」へ繋ぐ設計が抜け落ちている状態です。本記事のゴールは、「売れる」に繋がるためのSNS動画はどういう考え方で作られているのかを整理することです。

「滑る」動画企画に共通する落とし穴

ここでは、イメージをつかみやすくするため、2つの企画案を例に考えてみます。どちらも「最も重要なポイント」が含まれていません。それはどこかを意識しながら読み進めてみてください。

ケース①:今春の新商品7種を3秒ずつ紹介するTikTok動画

ひとつ目は、TikTok 動画「今春発売の新商品紹介!!」というタイトルの企画案です。

企画案①の内容

  • BGM:無難なアップテンポ曲
  • 商品が次々と画面に登場(1商品3秒×7種類)
  • テロップは商品名と「新発売!」「数量限定!」のみ
  • 趣旨・狙い:売り手が見せたい今春発売商品の認知拡散
図:TikTok企画案①。新商品7種類を3秒ずつ紹介する構成で、テロップは「新発売!」「数量限定!」のみ。

新商品発表のタイミングで「全部見せたい」という気持ちは、商品開発に時間をかけてきた立場であれば自然に湧き上がるものです。ただ、視聴者側から見たときに、7種類の商品が3秒ずつ通り過ぎていく動画から何を覚えていられるのかを問い直す必要があります。

ケース②:一日の働き方を時系列で見せるVlogリール

ふたつ目は、Instagram リール動画「社員密着・1日の働き方Vlog」という企画案です。

企画案②の内容

  • デスクでPCに向かう様子、ランチ、会議室での打合せなど
  • 「9:00 出社」「12:00 ランチ」「18:00 退社」のテロップが時系列で入る
  • BGMはオシャレなLo-fi系
  • 趣旨・狙い:採用ブランディング、職場の雰囲気の可視化
図:Instagramリール企画案②。社員の1日を時系列のテロップで紹介する構成。

採用領域では王道とも言える構成で、一度は目にしたことがある方も多いはずです。ただ、「9:00 出社」「18:00 退社」というテロップを見て、求職者が本当に応募したくなるのか――いちど問い直す必要がありそうです。

共通する「売り手目線」と「視聴者の知りたいこと」のズレ

2つの企画案に共通する「心配な点」は、次のように整理できます。

ケース①・②に共通する心配な点

  • 新商品を見せることで、視聴者は何を覚えているのか
  • 「9:00出社、18:00退社」を見て、求職者は応募したくなるのか
  • 売り手が「見せたい」ものと、視聴者が「知りたいこと」がズレていないか

意外とやりがちな戦術が、実は「滑っている」可能性がある。この前提を踏まえて、「売れる」動画企画に欠かせない3つのポイントへ進みます。

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「売れる」動画企画に欠かせない3つのポイント

1. 徹底したユーザー視点 ─ 「ドリル」ではなく「穴を開けたい」から逆算する

「売れる」動画企画で最も重要なのは、徹底したユーザー視点です。

「滑る」企画の多くは、発信者目線で組み立てられています。たとえば「自慢の商品の魅力を届けよう」「流行りのBGMを使おう」「発信したい情報をたくさん届けよう」――いずれも発信者の都合からスタートした発想です。しかし、情報を見てファンになったり購買行動に移ったりするのは、ユーザーです。

製品・サービスの購買理由を紐解くマーケティング理論の1つである「ドリルを売るならまず穴を売れ」と同じ構図で考えてみます。

図:ジョブ理論のイメージ。発信者は「ドリルを売りたい/ドリルの魅力を届けよう/ドリルの機能性の高さを訴求しよう/他社よりかっこいいデザインにしよう」と考えるが、ユーザーは「穴を開けたい/ケガをせずに穴を開けたい/音を出さずに穴を開けたい」と考えている。

ドリルを売りたい側は、機能性の高さや他社よりかっこいいデザインを訴求したくなります。一方ユーザーは、「ケガをせずに穴を開けたい」「音を出さずに穴を開けたい」というニーズを抱えています。動画企画も同じで、「どんな状況の」「誰に」届けるのかを明確にするところが出発点になります。

ターゲットの解像度をどこまで上げられるか。それが企画の「深さ」を決めます。たとえば採用動画であれば、「新卒の人向け」と粗い粒度で捉えるのではなく、「就職活動でどの企業にするか迷っていて、特に社風を重視している人」というように、状況・属性・関心を重ね合わせて解像度を上げていきます。

2. ベネフィットを定義する ─ 「この動画は私の役に立つか」に答える

2つ目に重要なのは、ベネフィットを定義することです。

ユーザーが動画に求める本質的な価値は、「この動画は私の役に立つのか?」という問いへの答えに他なりません。商材・サービスが何を解決するのかも言及できるとベストですが、まずは「ユーザーに振り向いてもらう」ことが縦型動画の原則になります。

ベネフィットには大きく2つの種類があります。

動画が提供する2つのベネフィット

  • 直接的解決:「明日から使える知識」や「知らないと損する情報」など、ユーザーの不満や疑問を具体的に解消する企画
  • 体験的価値:「見ていて心地よい」「クスッと笑える」など、視聴時間そのものがポジティブな感情を生む、体験ベースの企画

このベネフィットを起点に置くと、企画の思考プロセスそのものが変わります。

図:商品ベースの考え方とベネフィット起点の考え方の比較。視点・動画の構成・視聴後の変化のそれぞれで、自社目線からユーザー目線への切り替えが必要。
観点商品ベースの考え方ベネフィット起点
視点自社が伝えたいことユーザーが知りたいこと
動画の構成商品の説明を丁寧にする悩みの共感から入る
視聴後の変化認知してもらう「得した」と感じてもらう

「自社が伝えたいこと」から「ユーザーが知りたいこと」へ、「商品の説明を丁寧にする」から「悩みの共感から入る」へ。視点を切り替えるだけで、動画の構成も視聴後の変化も別物になります。

3. アルゴリズムに最適化する ─ フォロワー規模よりコンテンツの質の時代へ

3つ目に重要なのは、アルゴリズムに最適化することです。どれだけ良いことを言っても、アルゴリズムライクになっていなければ「届かない」――これが現実です。

2026年のアルゴリズムは、フォロワー数よりも「コンテンツの質」を優先する傾向にあります。AI は「この動画を誰に届ければ最も滞在時間が延びるか」を常に計算しており、TikTok ではコンテンツグラフ(興味関心)、Instagram では送信数(シェア)と視聴時間が、優先指標として挙げられています。

各プラットフォームで、現段階で確認されている優遇傾向は次の通りです。

Instagramで優遇されやすい傾向

  • DMで友達に送られた数(シェア率)
  • 視聴時間(冒頭でスキップされない工夫)
  • 他人の動画転載はNG。オリジナルコンテンツが優遇される
  • 「保存」を促進できているかどうか

TikTokで優遇されやすい傾向

  • 「視聴完了率」と「リピート再生」が効果的
  • 特定の悩みに対する回答動画は、投稿から時間が経っても検索経由で伸びる傾向
  • 特定のニッチな趣味に刺さる動画の方が拡散に効果的

アルゴリズムはどんどん更新されていくため、現段階の傾向ではありますが、根本にあるのは「ユーザーの課題解決になっているか」「ユーザー視点になっているか」という、最初に挙げた2つのポイントと同じ問いです。アルゴリズムの優遇措置は、ユーザー視点で作られたコンテンツを後押しする仕組みである、と捉えると整合的に読み解けます。

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事例:縫製メーカーがリール1本で外部リーチ50万弱を獲得した転換点

ここまでの3つのポイントを実際に体現した事例として、縫製メーカーのSNS運用を取り上げます。当時70周年を迎える老舗の縫製メーカーで、本来のターゲットはアパレルブランドからの下請けというBtoBの取引です。最終顧客であるtoCのファンをSNSで直接獲得し、それを実営業(BtoB)への強み・インセンティブにする、という戦略でスタートしました。

当初は、業務紹介や実績紹介のフィード投稿と、フォロー&いいねキャンペーンを中心に運用していました。いわゆる王道のSNS運用ですが、1投稿あたりのエンゲージメントは伸びず、キャンペーンでフォロワーは増えたものの、それに対する成果には繋がらない時期がありました。投稿していた内容自体が、典型的な発信者目線だったのが根本的な反省点です。

そこで、ターゲットを全員で深掘りし直したところ、「縫製技術を向上させたい主婦層」というニッチでコアな層がフォローしていることが見えてきました。発信内容を「自社の技術力を発信する方向性」から、「プロの技を自宅で再現してみませんか」というフォロワーの課題を解決する質の高いコンテンツへと、一気に方針転換します。

図:リール動画の事例。ターゲットの課題を解決するショート動画で外部リーチ50万弱を獲得、運用1年半でリーチ数500倍に。ー採用や協力工場からの新規問い合わせを8件獲得。

方針転換後の最初のリール動画は、職人が「ちょっと壊れた服を直す」工程を、社員が突撃する形で使い方を教えながら見せる内容。これ1本で、外部リーチ約50万弱、フォロワーは3,000人以上を獲得しました。広告費は0円。フォロー&いいねキャンペーンで獲得していた数を、オーガニック投稿1本が抜く結果になっています。

その後、勝ちパターンが見えたためキャンペーンはシュリンクし、オーガニック投稿で戦うスタイルへと切り替え。1年半でリーチ数は当初の約500倍に到達し、フォロワーは約3万人に。リール動画開始から、採用や協力工場からの新規問い合わせも8件獲得しています。

成果は数字だけでなく、社内にも波及しました。SNS担当を新入社員に任せることで自社のサービス・製品の価値を深く知れる場になり、勝ちパターンが見えたことで「会社としてSNSを盛り上げていこう」という機運に変わった――いわゆる「インナーの活性化」にも繋がっています。

ターゲットの再定義と、ベネフィット起点のコンテンツへの切り替え。この2点が、成果と社内の空気の両方を変えた転換点になっています。

2026年トレンドの5つの投稿方式

「3つのポイント」を踏まえたうえで、2026年時点でトレンド感のある投稿方式が5つあります。アルゴリズム最適化のヒントとしても活用できる切り口です。

図:2026年トレンドの5つの投稿方式(Raw & Real/フィジカルインタラクティブ投稿/超特化型マイクロ・ユーティリティ/進行型ドキュメンタリー・ログ/コネクター・コンテンツ)の一覧表。

図:2026年トレンドの5つの投稿方式の一覧。

投稿方式内容効果
Raw & Real完璧に編集された動画ではなく「無加工感」がある投稿。現場の環境音、テロップなし(あるいは最小限)の構成。「親近感」によるコメント増と、既存フォロワーのフィード優先表示。
フィジカルインタラクティブ投稿「スマホを傾ける」「特定の場所を長押しする」といった物理的なアクションを促す投稿。「リールを一時停止して運勢を占うゲーム」など。投稿への「没入感」が高まり、アルゴリズムが「良質なコンテンツ」と判断。
超特化型マイクロ・ユーティリティ「美容」ではなく「指先ケア」など、ターゲットを極限まで絞った有益情報の投稿。既存フォロワーが「自分事」として捉えやすい。
進行型ドキュメンタリー・ログ「新商品開発の30日間」など、結果ではなくプロセスを共有する投稿。連載形式、リール投稿のリンク機能の活用。「続きが見たい」という心理から、フォロワーの能動的なアクセスを促す。
コネクター・コンテンツユーザーのシェア(DM送信・ストーリーズシェア)を前提とした投稿。診断メーカー系や雑学・比較投稿。フォロワーが友人にDMでシェアすることで、クローズドな環境での拡散が発生。

いずれも共通しているのは、「ユーザーが受け取った後にどう動くか」を起点に設計されている点です。シェア・没入・自分事化・継続視聴・拡散――結果としてアルゴリズムに優遇される動きが、コンテンツの中に組み込まれています。

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動画運用を始める前に整理すべき初期ポイント

「3つのポイント」と「5つの投稿方式」を理解しても、いざ運用を始めようとすると、アカウントの方向性・投稿内容・運営体制・投稿頻度・撮影編集の進め方など、整理すべき項目は多岐にわたります。順番として、最初に取り組むべきは次の3つです。

動画運用を始める前に整理すべき3項目

  • なぜSNSを始めるのか:目的が曖昧なまま走り出さない。場合によっては、SNS以外の手段の方が課題解決に直結するケースもある
  • 現在の課題整理:始めたいということは何らかの課題があるはず。その課題を言語化する
  • ターゲットの整理と、ターゲットが抱える課題の確定:「ぼんやり欲求」ではなく、その人の人生・行動計画の中で「見てもらった瞬間に有益と感じる情報」を出せる粒度まで絞る

ターゲットの設定は、おおまか・広めにとるよりも、エンドユーザーまで絞り込むことが推奨されます。サービス・製品の理解を深めるため、丸2日間のヒアリングや現場視察、実際の仕事体験まで踏み込むケースもあるほどです。サービス・製品の価値を関係者全員で改めて確かめるプロセス自体が、企画の解像度を引き上げます。

KPI の設計についても、企画が定まらないまま走り出さないことが大前提です。企画が良かったのか悪かったのかをジャッジするためのKPIとして、ベースになるのは次の2点です。

動画施策で必ず追いたいKPI

  • 1投稿あたりのエンゲージメント数
  • 平均再生時間

この2点を起点に、コメントの内容なども含めて、企画の妥当性を判断していきます。手段・手法の話に飛びつく前に、ここに立ち返れているかを確認しましょう。

最後に

「売れる」縦型動画戦略の核心は、「売り手が見せたいもの」ではなく「視聴者が知りたいこと」を起点に企画を組み立てることです。次の3点を企画フローに組み込むことで、再生数を売上に繋げる動画運用へと近づきます。

  1. 徹底したユーザー視点 ─ 「どんな状況の」「誰に」届けるのかを明確にする
  2. ベネフィットを定義する ─ 「この動画は私の役に立つか」に答える設計にする
  3. アルゴリズムに最適化する ─ シェア・保存・視聴完了率を意識する

詳細な実践フォーマットは、本記事末尾の資料ダウンロードからご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 縦型動画で「売れる」企画を作るために、まず何から考えるべきですか?

A. まず「どんな状況の、誰に届けるのか」を明確にし、ターゲットの解像度を上げるところから始めます。発信したい情報・流行りのBGM・手法といった発信者目線の発想ではなく、ユーザーが抱える課題を起点にすることで、企画の「深さ」が変わります。

Q2. 自社が伝えたいことと、視聴者が知りたいことがズレないようにするには、どう考えればよいですか?

A. 「商品の説明を丁寧にする」発想から、「悩みの共感から入る」発想へ切り替えます。視聴後の変化を「認知してもらう」ではなく「『得した』と感じてもらう」に置き直すと、構成自体がベネフィット起点に整います。

Q3. 縦型動画の企画が良かったかを判断するKPIは何を見ればよいですか?

A. ベースとして「1投稿あたりのエンゲージメント数」と「平均再生時間」を必ず追います。この2点で企画の妥当性をジャッジしたうえで、コメントの内容など定性的な反応も合わせて読み解くと、勝ちパターンを抽出しやすくなります。

Q4. フォロワー数が少なくても、縦型動画でリーチを伸ばすことはできますか?

A. はい、可能です。2026年のアルゴリズムはフォロワー数よりも「コンテンツの質」を最優先するため、ターゲットの課題を解決する質の高いコンテンツであれば、興味関心の近いユーザーに優先的に届きます。事例として、縫製メーカーがリール1本で外部リーチ約50万弱を獲得しています。

Q5. YouTube運用でショート動画と通常動画の投稿割合はどう考えればよいですか?

A. メインは通常動画に据えつつ、その中で要点・課題を解決しているポイントを切り出してショート動画に昇華させる構成が一例です。通常動画1本に対し、ショート動画を最低2本ほど制作・投稿することで、外部リーチを獲得しやすくなります。

「売れる」縦型動画企画チェックリスト

ここまでの内容を、自社で実践できているかを点検するチェックリストです。Yes / No で答えられる観点に絞っています。

A. ユーザー視点

  • 動画の対象を「どんな状況の」「誰に」届けるのかが、文章で書ける粒度まで定義されている
  • 発信者目線の「伝えたい情報」ではなく、ユーザーが抱える「課題」を起点に企画している
  • ターゲットを「新卒」「主婦層」のような粗い粒度で止めず、状況・関心まで重ねて解像度を上げている

B. ベネフィット定義

  • 各動画について「この動画は視聴者の何の役に立つか」を1文で説明できる
  • 直接的解決(明日から使える知識・知らないと損する情報)と体験的価値(心地よさ・笑える)のどちらを狙うかが、企画段階で意識されている
  • 構成が「商品の説明から入る」のではなく「悩みの共感から入る」流れになっている

C. アルゴリズム最適化

  • 投稿が「他人の動画転載」ではなく、自社オリジナルのコンテンツになっている
  • Instagram では、シェア・保存を促進する設計が組み込まれている
  • TikTok では、視聴完了率・リピート再生を意識した尺・構成になっている

D. KPI・運用体制

  • 1投稿あたりのエンゲージメント数と平均再生時間を、毎回確認している
  • 「なぜSNSを始めたのか」「現在の課題は何か」が言語化されている
  • 企画を決めるための社内ヒアリング・現場視察・サービス理解のプロセスが組み込まれている

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